DraftExpressのオーナーのジョナサン・ギブニーとスカウトのマイク・シュミッツがESPNのスタッフになり、今後DraftExpressが更新されることはないそうです。

ここはとにかくスカウティングビデオとレポートが質量ともに素晴らしく、モックドラフトの精度も抜群、海外にもちゃんとスカウトがいてインターナショナルプレーヤーに対する評価もフェアで、NBAドラフトに関するリソースとして間違いなく最良のサイトでした。更新停止は本当に残念です。今後はESPNでおそらく同等の情報を提供していくのでしょうけど、ドケチESPNのことなので、他のドラフト絡みの情報と同じく、多分有料会員のみの提供でしょう。まだどうなるか分かりませんが。ESPN Insiderは月5ドルか年40ドルだったと思いますが、DraftExpressは元々タダでいいのかという内容の素晴らしさだったので、仮に有料会員向けのコンテンツだったとしても好きな人は払う価値があるかもしれません。雑誌版のESPNを読めたりしたと思うし。

残ったコンテンツで特別価値があるのはこのブログでも何度か活用しているポジション別身体測定値の平均データでしょうか。他で同じ情報を提供しているところは多分ないはずなので大変貴重です。このデータが更新されなくなるのはもったいない。他所でフォークしてくれるところがあればいいんですけど、毎年のデータの追加がかなり大変なので無理かなー。

ドラフト候補の大学入学時の一般的な評価を知りたい場合はRSCIを参考にするのが最も良いでしょう。その他のモックやスカウティングは個々の記者が目の届く範囲でしか評価できず、とりわけインターナショナルプレーヤーに対する評価が大変アンフェアなものになるので、DraftExpressの代替になるような情報源は基本的にないと考えるべきです。ESPNがどれぐらいの情報を提供できるか、非有料会員がそのうちどれだけアクセスできるかで、来年以降のNBAドラフト関連の一般的な情報の質が変わってくると思います。

ウォジナロウスキもESPN移籍で、業界の優秀な人材が過度にESPNに集中しててつまらないですね。昔からこんなもんだったかな。ESPNは情報の提供の仕方がケチ臭いし他メディアとの競争も弱まるので、エンドユーザーにとっては基本的に無益なことです。

(7/29 17:30 追記)

ESPNのNBA Draftのページでシュミッツの記事が出始める。今の所2本の記事があってInsiderとオープンなものがそれぞれ1本。オープンな方の記事の内容は充実しているものの、DraftExpress並みの量は書けないんじゃないかな、この感じだと。Insider記事も多くなりそうだし、今まで通りとは行かないでしょうね。